あらゆるものの電子化が進む昨今。本の電子化もそうだし、お金の支払いだってネットを通じてボタンひとつで終わっちゃう。
近い将来、宗教関係もそうなるのだろうか。冠婚葬祭も、そうなってしまうのだろうか。
電子初詣、電子法事、電子結婚式、電子墓参り…
さすがに、実際のこういった冠婚葬祭ごとが絶滅してしまうことはないだろうけれども、一部電子化したものが始まってもおかしくないかもしれない。そして、妙にこれは滑稽だ。
Ustreamでお坊さんがお経を唱える様子を見ながら、家では喪服を来て画面越しに数珠を向けて、手を合わせる。お布施はPaypalで。
初詣。Ustreamで中継されている神社の様子を見ながら、御手水の代わりに水道で禊をして、Paypalでお賽銭を支払い、手を合わせて画面越しにお願いをする。ボタンひとつでおみくじの結果が返ってきて(お布施は勿論Paypal)、指定のアドレスにメッセージを送信すると自動でメッセージ入り絵馬が作成され神社に飾られる。
ただ、有料占いウェブサイトがしっかりビジネスとして成立している状況を見ると、あながち来ないわけでもないのかもしれない。
でもこれ、滑稽であると同時に妙だし、なんだか悲しい。
そんなことを、法事があったので考えていた。
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