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2013年11月22日金曜日

教えることの効用

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理解を深めたり、物事を覚えたりするのに最良の方法は、人に教えることだ。

と、僕ははじめて高1のときに気づきました。
きっかけは、学校のテスト対策。古文の授業が好きだった僕は、試験範囲の文章(更級日記とか、そういう古典の類)をプリントにまとめ、テストに出そうなところや現代語訳を尋ねる問題を自分で作問していました。ある日そのプリントを自己満足で眺めていたところ、クラスメートが「それ、俺にもくれ!」ということで、二つ返事でいいよ、とあげました。

気づくと、そのプリントは他のクラスにも出回っていて、評判もよく、「おぉ、なんかよくわからんけど好評だ!」と、思ったものでした。

それ以降、試験ごとにプリントを作成しましたが、その作業をこなすだけでほぼ試験勉強が終わるんですね。勿論多少注ぐ労力が多くなるのでそれは当たり前なんですが、「ここが出そうだ」「俺が先生ならここを聞くな」など、そういう勘が働くようになりました。この勘って、実はその分野や科目を理解しているからこそ、難しいポイントだとか重要なポイントだということがわかるんですよね。問題を作ることでさらにその理解は深まって行くのです。

それは大学になってから人にモノを教える作業を通しても痛感しました。まずは自分が理解していることが大前提。そして、他人に教えることでさらに理解が深まります。時には他人からの思わぬ疑問・質問が飛んできて、その質問との対話を通して相乗的にお互いの理解が深まることも。

モノを教えることは、人を育てるだけでなく、同時に自分も成長しているなぁと感じるここ最近。

【今日の一曲】
歌ってみた、なのに、こんなに上手なのは、久しぶり。素敵です。秦さんの「やわらかな午後に遅い朝食を」

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