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2011年2月22日火曜日

日米学生会議が教えてくれたこと①

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僕は2009年、2010年の夏に、日米学生会議というプログラムに参加していました。

これは、今回の留学の動機になっているといっても過言ではない、そんなきっかけを与えてくれたプログラムです。僕にとっては、大学時代に最も打ち込んだものと胸を張って言える存在となりました。

今日は、2011年夏の日米学生会議の締切も近いですし、僕自身がここで何を得たのか、どんなことを考えたか、改めて文章化してみたいと思います。

はじめに』の記事にも書いたように、いつかGoogleで「日米学生会議 選考」とか「日米学生会議 参加者」とかで検索してくれた人がたどりついて、読んでもらえればいいなぁ、なんて思っています。

知らない人はたくさんいると思うので、「そもそも日米学生会議とは何か」、ということを軽く説明しておかなくてはならないでしょう。ちょっと面倒なので、公式ページから引用すると、

"日米学生会議(Japan-America Student Conference-JASC)は、日本初の国際的な学生交流団体です。米国の対日感情の改善、日米相互の信頼回復を目指し、「世界の平和は太平洋にあり、太平洋の平和は日米間の平和にある。その一翼を学生も担うべきである」という理念の下、1934年に発足しました。"
というものです。この理念の元で、毎年夏の1か月間、日本とアメリカの大学生が36名ずつ集まり、社会問題などについてディスカッションをしながら、日本、あるいはアメリカでの共同生活を通して日米両国の相互理解を深めていくというものです。

OBOGには著名な方が多く、故宮沢喜一元首相や、脳科学者の茂木健一郎さんがいらっしゃいます。茂木さんはブログとかでもたまにこの会議のことを言及してくれてますし、Youtubeにはムービーまであるので、興味ある人は是非ごらんください。
(動画はこちら。ブログはこちら。)

第63回アメリカ側のポスター


僕自身は、第61回、第62回と参加し、前者は参加者として、後者では実行委員として、関わっていました。

最初は、何の気なしに高校や大学でお世話になった先輩が関わっていたという理由だけで選考に応募し、幸運にも参加する権利を得ることができました。

僕は全然英語はしゃべることができなかったし、当時大学2年ということで学問的背景も大してなかったので、自信がなかったため、とてもラッキーだったなと今でも思っています。

(「選考」、のキーワードで検索してくれた人のためにちょっといい情報を書いておかなくてはなりませんね(笑)
気になる英語ですが、「英語力」はそこまで重視されないと思います。
重要なのは、やっぱりやる気と思考力と論理性?だと思います。
まぁ僕は自分に論理性が欠けてると思うのですが…。。。
受ける方は小論文とか面接、頑張ってください。)

茂木さんのブログのように、エピソードとかをコンパクトに書くことができればいいのですが
僕にそんな文才はないので、何回かに分けて、印象に残っていることを書いて行きたいと思います。



今回は、第61回での日本開催の話。

第61回は、東京・函館・長野・京都の4都市を周りました。その第2サイト、函館での話。

ディスカッションも終わり、フリータイムだったので、数人で函館の海を見に行きました。
中には、海を触るのが初めてだ、という、アメリカ内陸部に住んでいる友人もおり、各々楽しんでいたのですが、他のアメリカ人の友人と話していたとき、こんな話題になりました。

「君は宗教は何も信じていないのかい?」

と彼は僕に尋ねてきたので

「うん。特定の宗教は信じてない。」と答えました。

「ホント?信じられない。なんで日本人はみんな宗教を持っていないんだろう。
聖書読んだことは?」

「ないね。一回もない。」

「あり得ない!聖書は読んだほうがいい。」

と、まぁぱっと聞いた感じ怪しい宗教の勧誘みたいですが、
彼は敬虔なクリスチャンだったので、納得です。

彼にとっては、無宗教の人はアメリカには少ないのでカルチャーショックだったのでしょうし、
僕からすればそんな敬虔なクリスチャンがいるなんてことがショックでした。

そのあと、彼はひたすらキリスト教について色々と語ってくれ、知識の深さ、信心の深さにひたすら驚くばかり。
確かに彼は食事をする際も十字架を切ってから食べていましたし
そんな友人ができるとは、今まで思ってもみませんでした。

彼と一ヶ月間過ごしていると、色々な宗教による側面が見ることができたな、と思います。

単なるカルチャーショックかもしれませんが、当時のドメスティックな僕にとっては
とてつもなく印象に残っている出来事です。

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