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2012年10月19日金曜日

東京駅だけじゃない!テーブルサイズのプロジェクションマッピングがすごい。

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9月に開かれた、東京駅のリニューアル記念で、一躍プロジェクションマッピングは有名になりました。プロジェクションマッピングは映像を立体構造物に投影する技術のことで、必ずしも平面のスクリーンとは限らない、というところが面白いところ。そして、人々の興味を刺激するところでしょう。

そんなプロジェクションマッピング、東京駅やディズニーなどのイメージが強いのか、結構「大きなもの」に投影する先入観があります。

そんな中で、アメリカの素敵なマジシャン、マルコ・テンペスト氏(Marco Tempest)が素敵なプロジェクションマッピングの作品を「小さなスケールで」作り上げました。彼はNHKなどでも特番が組まれたことがあるため、知っている人もいらっしゃるかもしれませんし、TEDでも「バーチャルマジック」という彼らしいパフォーマンスをしているから、見たことある、という人もいるかもしれませんね。


彼による、ニコラ・テスラ(Nikola Tesla)という科学者に関する、パフォーマンス。巨大構造物やスクリーンだけでなく、こういった風にテーブル上のサイズでもプロジェクションマッピングができるのです。すごいです。お楽しみあれ。



同様の内容がTEDでも披露されています。作品そのものを楽しむであれば上記の映像の方がよいと思いますが、字幕が必要な方はTED版をどうぞ。



また、メイキング映像があります。こちらも、必見です。

このプロジェクションマッピング、他とちょっと違う部分があるのです。それは、「動くものに投影している」という部分です。作品中、マルコさんがマスクをつけて、そこに投影するシーンがあります。もちろんですが、マルコさんが動かないというのは不可能なので、マスクの動きを追跡(トラッキング)しなくてはならないわけです。そのため、赤外線LEDを使ったフェイス・トラッキングを用いて、マスクの移動を追跡し、そこに投影するというかなりチャレンジングな方法を取っているようです。これ、リアルタイムで追跡できているところが、エンジニアとしてはびっくりします。どんな制御でやっているのか…。気になりますね!




なんにせよ、マルコ・テンペスト氏のパフォーマンスは、相変わらずすごいですね。結構こういったテクノロジーを用いた作品が多い彼ですが、こういった作品をつくろう、という感覚とそれを実現する力は世界中探しても彼くらいしかいないのではないでしょうか。アーティストとしてのセンス、エンジニアとしてのセンス、そしてエンターテイナーとしてのセンス、すべてがうまく融合し、「面白いもの」を作り上げている、素敵な方ですよね。大好きです。



プロジェクションマッピングに関連していうと、以前六本木ヒルズで行われたTED World Wide Talent Searchに参加した際に楽しませていただいた、Shiro-Aというグループのパフォーマンスも素晴らしかった。プロジェクションマッピングとテクノ音楽を合わせたパフォーマンスです。こちらのYouTubeに映像が。お楽しみください。いや、本当にこれ、すごかったんですよ。ライブで見てほしいなぁ。昨日のポストにも書きましたが、やっぱりこういったものは生に限ります。




そしてまた、東京駅のプロジェクションマッピングを見ることができるようです!
12月21日から28日の期間、「東京ミチテラス2012」が開催されます。
「ヒカリエ」や「ソラマチ」にあやかたようなネーミングで、(僕は好きですが!)楽しみですね。期間がどうにもカップルだらけな予感がしますが、東京駅舎のプロジェクションマッピングは間違いなくすごいものになると予想しています。リニューアルイベントの作品も相当よかったので。今から楽しみです。



東京ミチテラス開催決定http://b.hatena.ne.jp/articles/201209/10718


東京ミチテラス2012は、2011年までの6年間にわたって行われてきた「光都東京・LIGHTOPIA」に替わるイベントです。「歴史、未来、希望」を基本テーマに、光を使った企画を展開します。 
東京駅前広場では、プロジェクターを使って建物などに映像を映し出す「プロジェクションマッピング」を用い、10月1日(月)に復原が完了する東京駅の駅舎をスクリーンに見立てたライティングショーを行います。 
東京駅前と皇居をつなぐ行幸通りには、花や水をモチーフとしたテッセレーション(モザイク模様)型の走馬灯が設置されます。走馬灯は夜になると内側から照らされ、模様が色とりどりの影となって空間全体に広がる様子を楽しめます。




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