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2012年10月29日月曜日

ハリケーン・サンディ、襲来。

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現在、アメリカ東海岸にHurricane Sandy(ハリケーン・サンディ)が来ており、100年に1度の規模のハリケーンらしく、大被害をもたらすと報道されています。(ボジョレー・ヌーヴォー的表現だなぁと思ったり…)

既に通過したキューバなどでは死傷者も多く出ており、こちらでテレビを見ていると、どのチャンネルもずーっとサンディの報道をしています。避難時のTipsや停電に備えてこうせよ、といったこともニュースでやっていて、なんだか日本での震災のときを少し思い出させられています。

昨日10月28日(日)夜からニューヨーク市街地では地下鉄やバスは全て止まっています。ブルームバーグ市長(ちなみに、あのブルームバーグの創始者です)は29日(月)の学校の休校を宣言。市内にZone A,B,Cを設定し、避難命令を出しています。Zone Aに対しては強制避難命令が出ています。

「えー、今いるホテルZoneどこなんだろう?」と思っていたら、なんとも便利なものがありました。対応が早いニューヨーク市、すごい。
http://gis.nyc.gov/oem/he/search.htm

このURLにアクセスして住所を入力すれば、なんと自分のZoneがわかり、周辺のZoneも地図上で表示されます。Evacuation Center(避難所でしょう)も地図上に表示されているので万が一のときも安心、というわけですね。ちなみに僕はZone Bにおります汗

NY Timesのツイッターも最新情報を流してくれているので、こちらでキャッチアップしています。https://twitter.com/NYTMetro

ちなみにこのサンディ、中心気圧が970hpa前後ということで、日本の強い台風に比べれば結構弱い部類に入りますから、個人的には大丈夫なんじゃないかなぁと思っているのです。実際、ハリケーンのレベルとしてもカテゴリー1という弱い部類に入っています。ただ、北部の気団と合体してもっと強くなる可能性があるらしいです。
災害というのはナメてかかってはダメなので、昨日のうちに食料と飲料は確保しておきました。停電になるのが怖いです。結構ニュースだと停電の可能性について話しています。

ハリケーンといえば昨年はアイリーン、2004年にはカトリーナ、を思い出すのですが、やはりカトリーナに関しては(不謹慎かもしれませんが)興味深いと思います。
大被害を出してしまったニューオーリンズは、地形的にスープ皿のような低地であり、ミシシッピ川の河口ゆえの特殊な地形、堤防も決壊、指導部が無能、などなど様々な要因が絡まり、陸地の8割以上が水没、インフラの復旧にも相当の時間がかかるということになりました。このようなことから各自治体は本当に水害対策には力を入れている(と信じたい)のですが、なんだか今回の避難命令や報道を見ていると大げさすぎるのでは?と思ってしまいます。やはり日本人が災害慣れしているからでしょうか。緊急用の食料/飲料というのは常に準備しているだろう、と思ってしまったり。

ニュースを見ていて驚くのは"Mandatory Evacuation"がかなりの人々に出ているということです。"mandatory"ということで強制避難命令ということになるわけで、既にZone Aに位置する375,000人が避難しているそうです。それにかなりの州が非常事態宣言を出しています。買い物に行けばものすごい人手で皆食料や水を買い込んでいます。これを見て「これは相当まずいのでは?」と思い始めました。(画像はニュース画像)



もしかすると、行政はあぁいった「強制」避難命令だとか非常事態宣言を出すことで民衆を煽り、危機意識を高めているのかもしれません。いくら注意しすぎてもしすぎることはないですしね。日本とは違うなぁ、という印象。

ともかく、大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

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