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2013年1月14日月曜日

新成人へ伝えたい5つの戯れ言

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By kaidouminato

成人の日。この「成人の日」というのは自分たちの世代を世間的に祝ってくれるという、意義ある日だ。国をあげてのお祝いムード。市長だって歌を歌って、祝福してくれる。

思えばもう成人の日は数年前。色々なことがあったようななかったような。
僕は「成人おめでとう」と言われなくなって久しいけれども、あの頃を思い出しながら、いくつか「アドバイスというほどでもないもの」を新成人に向けて、書いてしまおう。きっとそれを書いても許される分、ちょっぴり年を取ったから。


1.年上も年下も敬うこと
2.すごい人に会ってる自分に酔っぱらわない
3.それなりに興味範囲を絞って、やってみよう
4.ちょっと我がままくらいがちょうどいい
5.自分が思ってるより身体は若くなくなってるかも



1.年上も年下も敬うこと
 当たり前のことだけど、年上は自分より経験ある方々として敬う。なぜ?と言われたら、それは「そういうものだろう…」としか答えられないけれども、こういう「年上を敬う」といったような当たり前のことができないと、余計大人からもバカにされる、たぶん。
 僕は男子校で上下関係も厳しい高校出身だったから、年上への敬意は忘れていないつもりだし、言葉遣いであったり、態度は問題がないとそこそこ思っていたけれども、ごくまれに、厳しくも優しく、自分の発言だったり態度、接し方だったりに対して忠告を頂いたことがある。大学にいると先生や他の社会人の方と接する機会は圧倒的に増えるし就職活動をするのならば、なおさらで。これにはいくら気を払っても払いすぎることはないと思う。
 それと、同年代も年下も尊敬する、というのがポイントだと思う。成人くらいになると年齢的に年下でも同世代でも、ひとつ頭飛び抜けた人が出てくる。そういう人を見たときに素直に「すげぇなぁ」と思えていますか。素直にすごいと思うから、話もたくさん聞きたいと思うし、たくさん学ぶこともある。そこでもし嫉妬とか卑屈さを感じているのは、あんまりよくないんじゃないかなぁと、僕は思うのです。でも勿論、対して経験のない僕から見ても未熟に見えるときはあって、そういうときは「先輩ぶって」助言とかしちゃうんですけどね。
 なんだかこの前書いたポストに関連している気もする。



2.すごい人に会ってる自分に酔っぱらわない
 たぶん成人くらい、あるいは大学に入っていろんなすごい人と接する機会が増え始めると、こういう状況に陥ってしまうと思う。きっと僕もそうだった。大体の人は、すぐにそうじゃないと気づくんだけど、本当に稀にずっと酔っぱらったまんまのひとがいるから、敢えて書きました。
 確かに世間的に成功したすごい人と会って話を聞けば学ぶこともいっぱいあるし刺激的だろうけど、それってどうなのって。やれどこどこの社長だ、どこどこの芸能人だ、とその名刺を集めてカードゲームでもするんですか。それで君が満足するのであれば僕は止めないけれど、それってとても悲しくて寂しいことじゃないかなぁ。じゃあ試しに、その名刺の連絡先ひとつに電話してごらんよ。明日すぐご飯を食べにいける方がどれだけいるんですか。「この前○○さんに会ってさぁ〜」というアレ、こりごり。
 きっと大事なのは、そういう人たちと会って学んだことを自分に活かして次に繋げて、その人たちと同じ土俵に立てるようになることでしょう、きっと。
でも、そういうすごい人たちにあって、ロールモデルだとかメンターだとかになるような存在を見つけているのであれば、本当に素晴らしいことだと思う。



3.それなりに興味範囲を絞って、やってみよう
 そろそろ将来決めないとなぁとか焦りはじめる時期が、成人の年くらいだと思う。今までいろんなことをやってきてるかもしれないけど、たぶんこの時期はちょっと自分の興味を絞りはじめていい時期。
 例えば、東大だと専門が決まる時期が(現役の学生は)20歳。これはある意味でよいことだ。そこからおよそ1年半、専門ひとつで絞って、研究もやってみることになる。それがすごい好きで自分に向いていたら、きっとあなたはとんでもなくラッキーだ。向いてなくても、別にいいじゃない。卒業したら就職でビジネスの世界に飛び込んで全く違う分野に入ることになるし、大学院に行く場合も専門を変えられるんだから。この時期に絞ってやってみたものって、まだ広げ直すチャンスがあると思う。だから、思い切ってひとつ絞ってみて、やってみることが大事かも。すると新しい世界が見えてくるよ。
 「ジェネラリスト」という言葉が流行っていた気がするけど、全てについて浅い知識を持っているのではなく、何かひとつでも深い知識を持ったT字型のジェネラリストのための第一歩?を踏み出すのがこれくらいの年齢であってしかるべき、というのが僕の意見。



4.ちょっと我がままくらいがちょうどいい
 これは勉強や仕事に限らず、プライベートでもなんでも、当てはまることなのかなぁって。草食系男子とか無気力とか言われて久しいけど、多少の欲を出してみると意外とうまくいく。旅行に行きたいとか彼女が欲しいとか、良い成績がとりたいとか、そういう小さいレベルでもいいから、我がままに自分のやりたいこと(繰り返すけれどスケールは問わぬ)を見つけて、それを叶えようとプチ努力することって大事だ。まぁ、成人に限らないか。いやでも、大学に入っているなら、残り2年間くらいは社会人になる前に我ままになってもいいんじゃない?大きな目標を持てる人ってすごい限られてると思うから、まずは小さな自分に関わる目標から。いきなり「世界の貧困をなくす!」とか無理じゃないか?こういうこと言うから草食系の時代って言われるのかなぁ(笑)



5.自分が思ってるより身体は若くなくなってるかも
 これは多分に僕の経験に基づくものなのですが、
 ①20歳をピークにお酒の強さは単調減少
 ②僕は22歳にして初めて入院しました@アメリカ
 ということがあるので、意外に健康に気をつかってます。毎日ストレッチとかしてます。インフルエンザの予防接種も受けました。永遠の16歳だと思ってやんちゃしてたら、お酒は弱くなるわ入院するわで、もう大変なのでした。身体は正直なようです(笑)お酒はほどほどに。タバコは吸わない方がモテるよ。
 そうか、新成人はお酒がやっと飲めるようになったのだよね。うん、一回は浴びるほど飲んで、限界を知っておくことがよいぜ。ぐびぐびと飲むのだ。


思うがままに書いたが、これはどうなんだ。こんなこと書いてる僕はまだ将来どうなりたいか、曖昧に、ぼんやりとしか決まっていないのに。これ、1年後には言うこと変わってるかもしれないね。

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