ページ

2013年1月6日日曜日

超外向き志向時代は来るのか

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
By shyb

今日、友人がついにテレビに出た。

彼の名は米本大河。現在インドネシア在住で年齢は24歳。京都の名門、立命館大学を中退し、起業。インドネシアで奮闘している友人だ。

日米学生会議で出会い、以降彼が米国や中国などに留学をしていたり僕も米国にいたり、とお互い場所がばらばらなため、ニューヨークで会ったり東京で会ったり、というなんとも不思議な関係。常に向上心を忘れない、大きな野心を抱いている友人です。

ビジネスをやりたいやりたいと言っていたこともあり、大学を中退したと聞いたときは本当にびっくりしました。退路を立って、本当に勝負したいフィールドを見つけたのだな、と本当に尊敬しています。現在は「インドネシア石炭取引ドットネット」というWebサービスをやっているそうです。ただ、石炭のことはインドネシアに来てはじめて触ったらしい…(汗)

ちょっとブログ(こっちもあるみたい。)はうさんくさいですが(笑)彼らしいっちゃ彼らしいな、とにやにやしています笑


ビジネスの厳しさを身にしみて感じているらしい。頑張れ、大河。

---

いま、アジアが熱いらしい。
僕の専門は社会基盤の国際開発なので、文献や文字でしか途上国の現状は知りません。留学もアメリカだし、研究対象もアメリカだし。ゆえに「アツいらしい」としか言えないのですが。

彼もそう思って、インドネシア以上に今面白い国はないといいます。GDP成長率は6%以上とも言います。(日本はマイナス0.7%です)
シンガポールはひとりあたりのGDPは既に日本を抜いているし、マレーシアも中間層の成長率は目をみはるものがあるらしい。インドも、イスラム文化の壁は分厚いながらも成長が見込まれています。日系企業がどんどん進出しはじめているものだから、そこまで生活に不便もないらしいです。マジですか。

しかもエアアジアをはじめとするLCCの台頭で激安でアジアまで往復できてしまいます。日本でちょっとバイトすれば行けちゃう。それでアジアの国で職を探したり、彼のように起業をしたりする。最高にチャレンジングな環境なのかもしれません。

転職の選択肢にもこういったアジアでの現地採用もあるみたい。セカ就(世界就職)という言葉も業界が意図的に創ったみたいです(笑)さて、どうなるのか。

日本の学生は内向きと言われますが、彼のような友人をはじめとして「外向き志向」の学生がどんどん増えてきている気がします。僕の小さな交友関係の中でも、現在同世代の3人がインドネシアで仕事をしています。実際、統計値としても海外在住の日本人は2011年の時点で過去最高の118万2557人です。若手留学生の数はここ数年は減少しているようですが、しかしながら1989年に比べると8万人ほど増加しているのです。少子化を考慮にいれた場合1989年から200万人20代の人口が減少しています。とすると、留学する若者の割合としてはそこまで悪くなく、これで内向きと宣言するにはやや早計な気はします。

現時点で外向き志向って言っていいと思うし、これからもっと外向き志向の人が増えるのではないでしょうか。日本全体でなんとなく留学や外向きになっていくように応援していますし、東大だって9月入学や留学制度をどんどん整えています。学問するなら欧米諸国、ビジネスするならアジア、というのが当たり前の時代になるのかもしれないですね。これが、超外向き志向。

ただまぁいわゆる「意識高い学生(笑)」「グローバル(笑)」といったことを毎日のように言っているこういうグループ界隈だけが盛り上がってるのかもしれないんですが、ちょっとくらい希望を抱いたっていいじゃないですかー。おっさんやじいさんたちが若者は内向きだの若者は外へ行けだのと言うことにはムカつきますが、実際飛び出している若者が実体験を持って「アジアがアツい!」と言っていたら、説得力もあるし応援したくなります。同世代ですし。

将来的にはアジアとか日本とか、そういったことも意識しないで働くことができればなと思ってますし、そういったことをうだうだ言ってられなくなる時代になるのかもしれないですね。自分が必要なところにいって、必要とされているところで働く。どこでも誰とでも、ベストなパフォーマンスでやりたいことをできるような人間になりたいです。日本の人口が減少して経済が減退するのはほぼ確実ですから、日本だけを相手にはしてられないのは間違いないですし。こういうのが本当の「ノマド」って言うのではないかと思います。そして、こういう人間こそが僕が今まで一番しっくりきた、「グローバル人材」の定義。

「インドに行かない奴はバカ」などと言いまくっていた田村耕太郎氏が揶揄されて、インド耕太郎などがtwitterで流行っていましたが、とにもかくにもアジアがアツいというのは本当らしい。ということで2013年はアジアのどこかに行ってみないと、だ!

0 件のコメント:

コメントを投稿