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2013年1月21日月曜日

ニューヨークの地下鉄に乗って

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ニューヨークに、無事到着しました。

何度もアメリカに来て、留学もしていて、ニューヨークも何度か来ているけれども、来るたびに驚かされるのが、ニューヨークの地下鉄。

およそ日本とは比べ物にならないほど駅は汚く、何よりも電車の中で遭遇する出来事に関してカルチャーショックを感じざるを得ない。

まずは座った目の前に、どうみても女装をした男性。同性愛者の人に対して特別な偏見はないし、アメリカ人の友人にもいるけれども、やはり日本に慣れているとこういう光景はあまりない。

そして、数十分乗っている間に、電車内で金銭を求める人に4人も出会った。
一人目。まずアコーディオンをいきなり演奏しはじめた。昔はギター弾きに出会ったことはあったけれども、アコーディオン弾きははじめてだ。弾いて歌って、チップを集めていく。

二人目。黒人のガタイの良い人。いきなり歌い始めた。お世辞にもうまいとは言えない。しかし歌いまくる。熱唱。終わって、チップを集め始めた。

三人目。とても若い、細身の若者。そして、犬。お腹をすかしている、助けてくれ、というようなメッセージを言い、帽子を脱いで僕らに差し出してチップを集めていく。

四人目。これにはたまげた。ひたすら汚い言葉を吐き出しながら、小銭をせがむ。アメリカ人はポケットにお釣りのコインを入れていることが多いから、結構な人がそれを支払う。

僕はと言えば、到着した直後で小銭もなかったし、財布は鞄の奥底にしまっていたので何もできなかったけれども。しかし、こういったものを見たときのリアクションだけは、アメリカに何度来ても慣れない。

大都市の公共交通機関の中でこういったことが行われるという現状が、アメリカの超格差社会を反映している気もしなくは、ない。

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